ブラック企業に関する相談事は、頼れる法律家に

いま現在、日本の各組織で問題視されているのが同調圧力です。同調圧力とは、無言のプレッシャーの事であり、特定の思想や意見、行動を無意識的にスタッフ全員に強制する圧力になります。可視化出来るパワーハラスメントとは違い、言わば阿吽の呼吸で行われるため、被害者が泣き寝入りを強いられる事が多いです。また同調圧力はブラック企業の特徴とも言われており、社長などの権力者が、事実とは全く異なる意見をスタッフに強制する事で、様々な人権侵害が発生するのです。

例えば社長が「脱法行為をしてでも成績を上げろ。それに従わない場合は罰を与える」等と言った場合、同調圧力が激しい職場は、八割以上のスタッフが権力者の意見に従います。それだけであれば、まだ問題は発生しません。しかし、ブラック企業ではその意見に異議を唱えるだけで降格処分や減給が進められます。

同調圧力の問題は可視化が難しく、労働監督署に訴えてもパワーハラスメントのように、具体的な対策が講じられる事例が少ないです。社員に対して違法・脱法行為を強いたり、社員の思考を強制する事は法律に違反する行為です。同調圧力の強いブラック企業では、社内の秘密を露見させないため、退職願いに受け取らない事があります。同調圧力の強い組織から脱出したい、内部告発をしたいが報復が怖い、そういった相談事は信頼出来る法律事務所に持ち込みましょう。

労働監督署の権限が形骸化している今、弱い立場に置かれた労働者の味方は法律事務所です。未払いの賃金なども法律事務所に相談すれば、正当に請求出来ますので、足を運ぶ価値は大いにあります。

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